森美術館(もりびじゅつかん)は、東京都港区六本木六丁目の六本木ヒルズ森タワー53階部分に位置する森アーツセンターの核となる美術館施設である。美術館のある地上約230m(53階)は、建物内の展示空間としては日本最高所に位置する。通称は森美術館の英語名称であるMori Art Museumの頭文字を取り、MAM(マム)。
森美術館の施設設計は、アメリカ・ニューヨークのホイットニー美術館や、ドイツ・ベルリンのグッゲンハイム美術館等を設計した、リチャード・グラックマン(Richard Gluckman)による。2003年10月に開館し、開館2年後までは所蔵作品を持たずに企画運営する方針を採っていた。展示作品の種類は企画される展覧会の内容により異なるが、現代美術が中心である。
現代美術を中心に絵画や彫刻、建築、ファッション、そしてインスタレーション等で構成された企画展示を行う。欧米からアジアやアフリカに至るまで、世界各地で発信されたあらゆる作品が展示の対象となっている。また、近年に発表された現在進行の表現についても積極的に公開を試みている。
森美術館は、このたび、約4か月にわたる改修工事期間を経て、2015年4月25日(土)にリニューアルオープンした。
開館10周年を迎えた2013年10月に館のミッションとビジョンを改め、日本、アジア、そしてグローバルなアートシーンにおいての自らの役割と方向性を明らかにしました。
その実現のため、今般の施設改修では、多様化する現代美術の表現に柔軟に対応できるよう、展示空間の高機能化を図りました。さらに、三つの小プログラムを開始するほか、ミュージアムカフェ&レストランにおける現代アート作品設置の監修など新たな活動を通して、現代アートをより深く、また多角的に体験する場を創出する。
Mori Art Museum : 森美術館へのアクセス
・東京メトロ日比谷線 『六本木駅』下車徒歩0分
・都営地下鉄大江戸線 『六本木駅』下車徒歩約4分
・東京メトロ南北線、都営地下鉄大江戸線 『麻布十番駅』下車徒歩約4分
・東京メトロ千代田線 『乃木坂駅』下車徒歩約6分
・都営バスRH01系統(渋谷駅前~[直行]~六本木ヒルズ) 『六本木ヒルズ』・『六本木けやき坂』バス停下車
・都営バス都01系統折返(渋谷駅前~六本木ヒルズ) 『六本木ヒルズ』・『六本木けやき坂』バス停下車
・ちぃばす(田町ルート・赤坂ルート) 『六本木ヒルズ』・『六本木けやき坂』バス停下車
・都営バス都01系統(渋谷駅前~新橋駅) 『六本木六丁目』バス停下車
・都営バス渋88系統(渋谷駅前~新橋駅北口) 『六本木六丁目』バス停下車
・首都高速道路『飯倉』出口・『霞が関』出口・『渋谷』出口・『芝公園』出口から各約10分、『外苑』出口から約15分