国立国会図書館(こくりつこっかいとしょかん、英称:National Diet Library)は、日本の国会議員の調査研究、行政、ならびに日本国民のために奉仕する図書館である。また、納本制度に基づいて、日本国内で出版されたすべての出版物を収集・保存する日本唯一の法定納本図書館である。設置根拠は国立国会図書館法第1条。
National Diet Library : 国立国会図書館への入退館
東京本館、関西館は満18歳以上(かつては満20歳以上だったがインターネットの普及に因る入館者減少に伴い2004年からの特別措置)ならば誰でも利用できる。これに対し国際子ども図書館は、児童に対するさまざまな個別的サービスを行っており、児童書に関する専門文献を集めた資料室を除き誰でも利用することができる。
登録利用者カード(旧式)
2004年より館内各所で大々的にシステムの変更がなされ入館にあたっては、カード発行機を利用して、資料の検索、請求、受取、複写などに用いる当日限りの非接触ICカード型の「館内利用者カード」の発行を受ける。館内利用者カードの発行にあたっては氏名や住所、電話番号などの入力作業が必要であるが、あらかじめ利用者登録を行って交付された登録利用者カード(館内利用者カードとは別。左画像参照)を持参すれば、パスワードの入力のみで館内利用者カードの発行を受けることができる。こうして発行された館内利用者カードを用いて鉄道駅の自動改札機に類似のゲートを通過し、入館する。なお、東京本館と関西館では、鞄などの不透明な袋類の持込を禁止しているため、入館前に荷物は入口脇にある保証金式コインロッカー(料金は使用終了時に返ってくる)に預けなければならない。館内に筆記用具などを持ち込む場合は、手で持っていくか、あるいはコインロッカーのそばに常備されている透明なビニール袋に入れる必要がある。
利用が終わった後は、まず受け取った資料をすべてカウンターに返却した後、館内利用カードをゲートに通すとカードが回収され、退館できる。資料を返却しない限り、退館はできない。
東京本館の周囲には桜が植えられている
2012年(平成24年)1月6日より利用システムが全面変更され、利用者登録していない人(当日利用者)が閲覧できる資料は専門室にある開架図書のみとなり、閉架書庫にある資料の請求は登録利用者のみができるように改められた。これにより、国会図書館を利用するには利用者登録をすることが基本となる。また、同時に登録利用者カードの仕様も変更されている。なお、2012年(平成24年)2月14日まではシステム移行時の暫定措置として、当日利用者には臨時カードが渡され登録利用者と同等のサービスが受けられるようになっていた。
National Diet Library : 国立国会図書館へのアクセス
・東京メトロ有楽町線「永田町駅」2番出口 徒歩約5分
・東京メトロ半蔵門線・南北線「永田町駅」3番出口 徒歩約8分
・東京メトロ千代田線「国会議事堂前駅」1番出口 徒歩約12分
・都営バス 橋63系統「国会議事堂前」停留所 徒歩約5分